小さな小屋の底辺小屋付き

小屋の中の人の日常

イベント中止とか(黒バス騒動とコミケの見て)

切腹しましょう。

 

と、普通なら言いたいのですが、状況が状況で大変なことになっている。

黒バス脅迫状とかで騒ぎになっているこの頃、実際にモノが扱われている事件が事前に起こったこともあるので、これは致し方なしかと思う。

主催者、そして認めた側はいろいろなことを想定して、お客様が安全に過ごせるよう考えるものだけれど、必ず想定外のことが起こる。想定内でも防ぎきれないこともある。

ちゃんとやれふざけんなと言われても、場を使う人の協力もなければその場の安全は確保しきれないのだ。*1これは普通のことでしょう。だから「ご理解ください」「ご協力賜りたい」ってことになるんでしょ。

そういったことを公表するリリースの言葉尻に噛み付いても仕方がない。それに表現の自由とかは違う問題に見える。

 

 

震災の時の話になってしまうので状況は異なるが、私は某ホールで対応していた。即刻中断のお願い、アナウンス、避難誘導、安全点検とかとか。

それでもイベント主催者から出てきたのは「こっちは金払って使ってるんだぞ!中止とかふざけるな!」という言葉。

でもダメなのだ。安全の責任は会場も負っているのだ。「怪我や事故があってからでは遅い」「何かあってからでは遅い」これに尽きる。

このときは揺れが収まるとすぐ再開しようとするし、けっこうきつかった。イベント参加者に労われる始末だった。

ただ、この状況は何か1つのものだけが排除(という言い方は語弊があるが)されるものではなかったので、不公平な印象が無かったのは幸いだったかもしれない。

 

 

そして、その会場の責任だが、会場によってはそのイベントだけではなく他にも多くのイベントが行われる場所であることもある。同日であれば別のイベントに参加するお客様への影響もある。「危なくても開催する会場」というのは屈しないという賞賛を得ると同時に信用を失う。信用を失えば今後は立ち行かなくなることだってある。

 

表沙汰になった事件を行った人間が会場内に入るという事態だって本当なら避けたいはずだ。今まで脅迫とかそういった類のことを経験してるかどうかは私は準備会の中の人ではないので知らないが(大きいとこで同様のことを何も経験してないとは考えにくいが)、今回は既に事件が起こっているのだ。

それにゴーサインを出せるか。無理筋もいいとこだろう。

 

 

それでも、主催側だってそれに向けて準備してきたのだし、そう簡単に引き下がりたくはない。

ただ、その結果で本来ならば抑えられた多くの作家たちの資金が削られたとすれば残念なことだとは思います。が、これに関しては参加者に対してどういう経過報告を行っていたのかなど知らないので、私には判断出来ません。

心苦しさはあるでしょうし、穴埋めは考えてるでしょうけど。

 

 

利用者が無事に過ごせるよう、最大限の努力をしている多くの人たちがいます。していない人もいます。

通り魔的な怖さはいつもあるし、こういうことが起こるのは悲しいことです。本当に終わるといいです。

イベントが潰れるのは、誰だって本当に辛いものですものね。そいじゃまた。

*1:野外イベントとかは設営にもっとゆったりスケジュール組んでもいいと思う。日中ガンガン出来ることばかりではないし、時間が必要な分お金やばいことになるだろうけど。