小さな小屋の底辺小屋付き

小屋の中の人の日常

自分の立場は。

色々なものに落ちた。

落ちるだけ落ちた。

 

十分な予算を獲得できなくなった。

新たな道が開けそうだったものが駄目だった。

 

前者は企画の見直し練り直し。

後者は今、自分が出来ること・担当している事業に精力を注いで力をためて、自分が相手に何をもたらすことが出来るのかを明確にプレゼンできるよう、募集があれば何度でもチャレンジしたい。顔を繋げられたので、それはそれでよかった。

 

 

ということで、私の能力の低さを省みるいい機会になった。

事実として立場が強くなったことや、それによって具体的な近い将来が見えたことで高くなっていた鼻っ柱が、しっかりと根元から折れたので幸いなことである。

人様に助けられて、運が良くてこの立場にいることを決して忘れてはならない。

 

 

立場が強くなると、どうしても傲慢さや驕り高ぶりが出てくる。

この季節、特におネットの世界では新一年生たちがそれを見せつけてくれている。

 

立派な企業に勤めること、立派な学校に入学すること、素晴らしいことである。

特にそれまで「クラス内ヒエラルキーそう誰が決めたわけでもなくいつの間にか作り上げられる1軍2軍3軍 全てにおいて中の下から中の上 妄想社会で毎日ワーキャー 1軍になりたいわけでもないそんな私たちは 2軍のファンタジスタであーる」未満の下層に押し込められていた人間は本当に溜飲が下がると思う。

 

だけれど、だからと言って、失敗した、あくまでその時点で思い通りにならなかった人間たちを嘲笑うことは断じて立派ではない。

私は下層にいるから、その上から目線が羨まし過ぎてイラつくぜ。

 

 

加えて、内側を少し知ることで立場が強くなったと勘違いしているのではないかと、こちらが勘違いしてしまうような人間も出てくる。

そうした人間は内側を知らない、例えば普段はお客様として相対している方々がいるような場でも、平気でネガティブなことや「内側のこと知ってますよ」的なことを聞こえるような声で話す*1

 

 

そうした人間は苦手である。

ネガティブだ。根が恥部だ。

あなたたちには責任というか、背負っているものはないのか。

 

仕事仲間だけがいる場において、まだ公開していない・決まっていないことを相談してみたり、日々の仕事の不満を言い合ったりすることは分かる。

だが、これらは外部に聞こえていいものではない。アレなものもあるけど、それでも然るべき方法がある。

隠蔽とか夢を壊すとかそういうことではなく、不正確に伝わる恐れがあるからだ。

 

 

私はこれでも組織(というと仰々しいが)に属する人間である。私はそこで、そしてその周辺でお世話になっている人々がいる。

これは守りたい・守るべきものだ。

そういう意識があるので、それに関するネガティブな話題は、外では極力話したくないし、まして聞こえるような声で話したくない。

 

他人はそこまで他人の話は聞いてないし、聞いたとしても忘れる。

 

それでもそういう状況下に置かれたときには、少し話題をそらすことと話題になっていることや人に対して極力フォローするようにしている。

 

 

自分が出来ることは決して多くはない。

だから、限られた出来ることの中で何をしたら他人のポジティブを増やせるのか、ネガティブを減らせるのかを考えている。

人間は、同じような仕事をしている人間は特にだけど、何かを背負っているはずである。ネガティブな発言をよくする人は、そこにもう少し意識を向けて欲しい。

 

 

ぶっちゃけ、発言をすること自体は何も悪いことではないので、ここでこうして愚痴を垂れている私の方がよっぽど悪いのは揺るぎない。

 

そいじゃまた。

*1:私の所属するコミュニティ・業界は狭いうえに、私はオフで遊びに行っても、そのコミュニティの中にいることが多い。これは好きなことが仕事に結びついているし、仕事と関係のない知り合いが皆無に等しいためである。そういう個人的な感覚かつ極私的な経験からのものであることを了解されたし。